宮下直洋先生の研究論文が、Annals of Hematologyにアクセプトされました。
当科大学院生の宮下直洋先生が、小野澤真弘先生指導の下で行っていた遺伝性巨大血小板減少症の研究に関する論文が、本日Annals of Hematologyにアクセプトされました。
タイトルは、『A novel heterozygous ITGB3 p.T720del inducing spontaneous activation of integrin αIIbβ3 in autosomal dominant macrothrombocytopenia with aggregation dysfunction』です。
掲載されましたら、また報告いたします。
<宮下先生から一言>
遺伝性血小板減少症の原因となる新規遺伝子変異を見出し、その病態解明を目的とした研究を論文として発表させていただきました。このような遺伝性疾患は血液内科医の中でも認知度は高いとは言えず、ITPと診断されている血小板減少症のうち10%程度は遺伝性のものが含まれると考えられております。この研究が遺伝性血小板減少症の認知度の向上、ひいては血小板減少を伴う患者様の適切な方針決定の一助につながっていけばと願っています。直接の御指導を賜りました小野澤真弘先生、豊嶋崇徳教授、多くの御助言・御指導をいただきました名古屋医療センター國島伸治先生をはじめ、研究に携わっていただいた多くの先生方に心より感謝申し上げます。