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後藤先生の論文がJournal of Clinical Apheresis誌に掲載されました

後藤先生の論文「Feasibility and efficacy of low-dose pegfilgrastim for CD34+ cell mobilization in lymphoma」がJournal of Clinical Apheresis誌に掲載されました。

自家末梢血幹細胞移植(通称、自家移植)を行うには、事前に患者さん自身の造血幹細胞を採取しておく必要があります。従来、造血幹細胞を末梢血中へ動員する際、G-CSF製剤を連日で投与する必要がありました。

本研究は、リンパ腫の患者さんにおいて持続型G-CSFであるpegfilgrastimを用いることで、単回投与で十分な数の造血幹細胞を末梢血中へ動員できる可能性を示唆した研究です。さらに、投与のタイミングを抗がん剤投与開始から7日目にpegfilgrastim投与することで、海外の検討よりも少ない投与量で動員できることを見出しました。本研究の結果が実用化されれば、患者さんの身体的苦痛を緩和できると同時に、一部の患者さんの入院期間短縮にも繋がることが期待されます。

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